橘上の第一詩集『複雑骨折』(思潮社)がついに出た。
いや、発売されてからもう何日かたつのだろうが、こんな重要な詩集についてテキトーなことを迂闊に書くわけにもいくまい、と思い今日まで書けずにきたのである。
橘上(たちばなじょう)にはtolta2にもゲストとして書いてもらったけれど、tolta2に掲載された詩と『複雑骨折』のなかの詩とはずいぶんタイプが異なる。
ゲストに迎えておきながら失礼で無責任だとは承知しつつも、この際だから率直に意見を述べると、tolta2の橘の詩はたいしておもしろく読めなかった。
『複雑骨折』のほうがずっといい(と個人的には思う)。
それにしても「複雑骨折」とは最高にかっこいいタイトルじゃないか。
ともかく、橘上の詩をまとまった形で読めることを心待ちにしていたのだし、その願いが叶ったことをうれしく思う。
結局たいしたことは書けないが、『複雑骨折』を読んで自分もそろそろ詩集を出そうかな、と考えたのだということを言っておきたい。
(■山田)
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