1 第46回現代詩手帖賞が発表されました。
奥津ゆかりさんと文月悠光さんの二人が受賞。
奥津さんはここのところ「怪我」という筆名で投稿しており、なんだこの異様な名前はこんなやつの作品は読む気がしないと思いつつ楽しみに読んでいたわけですが、受賞にあたって「奥津ゆかり」の名前に戻り、ああこの名前はよく知っていると、古い友人にあったような懐かしい気持ちになったのでした。
それから「トルタ3」に書いてもらう予定の文月さんの作品も毎号熱心に読んでおりました。
そんなわけで別にお二人とは面識があるわけではないのですが、個人的にうれしい受賞発表でした。
おめでとうございます。
2 2008年度投稿欄の選者が発表されました。
今度の選者は杉本真維子さん、そしてなんと瀬尾育生氏。
瀬尾氏が選者をやるんなら、試しに投稿を再開してやろうかな、嫌がらせに、と考えたのはおいておくとして、彼がどんな作品を評価するのか非常に楽しみです。
3 6月号に河野の作品が掲載されるらしいです。
6月号は「新しい詩人」の6つの対話のほか、「新鋭評論」「新鋭作品」が特集され、トルタの河野聡子も書くらしいですよ。
■そのほか「現代詩手帖」5月号をざっと見て思ったこと
安川奈緒の吉本隆明『日本語のゆくえ』についての書評が感動的だった。
佐々木敦が連載のなかで佐藤雄一について述べていることに共感、というか自分が漠然と思っていたことを代弁されているようでうれしかった。
背表紙の入沢康夫がマフィアのボスのように見えた。おそらく葉巻と『かりのそらね』という詩集タイトルが「アルカポネ」を連想させたせいだ。
(■山田)
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テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術