1月23日に千駄ヶ谷にある
Loop-Lineというスペースで4人のソロによる、実験的音楽のパフォーマンスを観た。
出演は、Christian Kesten、村井啓哲、中井悠、足立智美。
村井啓哲の改造したモールス通信機とシンプルな音響システムを使った演奏がおもしろかった。
バネを取り外したモールス通信機は、それをもつ手のわずかな震えに反応して小刻みに打音を放つ。
その、ほとんど奏者の意思とは無関係に鳴る音のみを音源とする演奏。
足立智美の「シャツの音楽」は何度見てもおそろしい。
おそろしいといえば、中井悠のパフォーマンスで、暗闇のなかで突然イスをひきずられたときほどの恐怖はひさしく体験していなかった。
Christian Kestenの「舌の音楽」もあの舌の存在そのものが、やはりおそろしかった。
(■山田)
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テーマ:音楽 - ジャンル:学問・文化・芸術